何とか土地を手に入れることができたとしたら、今度は家を建てることになります。
しかし、家を建築するときもさまざまな法律による制約がありますし、やっかいな手続きも待っています。
海外の一部では、自分で家を建てるとのが普通という国や地域もあるようですが、わが国では自力でマイホームを建てるという人はごくわずかです。
一般的には、しかるべき建築業者に依頼して建築してもらうのが普通です。
そこで問題になるのは、どういう建築業者に頼めばいいのかということです。
建築業者は、一人で経営している業者から、大手の建設業者まで入れるとおびただしい数にのぼります。
では大手と個人、どちらが良いかというと、品質の保証とか、信用度などを考えれば大手のほうに軍配があがるかもしれません。しかし、そのぶん値段のほうも高くなるのが普通です。
ただ、建築するのはあくまで一般の個人住宅です。
たしかに大手建設会社のほうが安心感があるかもしれませんが、値段のことを考えれば町の工務店などでも良いかと思います。
その際気をつけたいのは、工務店によって、品質と信用にバラツキがあるようですから、過去に手がけた家を見せてもらうとか、過去に依頼した人に信用度を聞いてみるなどの調査が必要かと思います。
なお、一定規模以上の建築業を営むには、国土交通省か知事の許可を必要としますが、延床面積150u未満の木造住宅の建築をする業者はこの許可を必要としません。
その許可も、「一般建設業の許可」と「特定建設業の許可」に分かれています。
許可を受けていない業者より許可を受けている業者、許可を受けている業者の中では、特定建設業のほうが、資産や信用度の面ですぐれているのが一般的です。
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