・団体信用生命保険
現在は、生活習慣病などにより50代、60代でも深刻な病にかかり、命を落とすことも珍しくありません。
そのようなときのために、団体信用生命保険という制度があります。
これは、本人が死亡または廃疾の状態になったとき、ローン残額と同額の生命保険がおり、これが返済にまわり、遺族は以後のローンから逃れることができるというものです。
銀行と提携している生命保険会社が取り扱っており、保険料は、当初はローン金額の0,3%くらいですが、返済が進むにつれ下がります。
銀行によっては、この保険料を負担してくれるところもあるようです。
・生命保険金がおりないとき
団体信用生命保険に加入するときは、「団体信用生命保険告知書」を提出し、過去3年以内の健康状態や現在の病気を告知しなければなりません。
これに虚偽の記載があったり、事実を記載しないようなときは死亡したとき保険金はおりません。
また、わざと自分の体を傷つけたり、喧嘩などの重大な過失により廃疾状態になったとき、加入後1年以内に自殺したときなどもおりませんので注意が必要です。
・質権設定
建物にはローン金額以上の火災保険をつけ、これに質権を設定することになっています。
これは、建物が火災になったときの保険金を、銀行などが直接受領できるようにして、ローン残高を回収するためものです。
・連帯保証人と住宅ローン保証保険
連帯保証人をつけるのは普通のことですが、なかなかなってくれる人もいません。
そこで、住宅ローン保証保険という制度が作られています。
この保証保険をつければ、連帯保証人を立てる必要はありません。
これは、主に損害保険会社が行っています。
・保証会社による取立て
何かあったときなどは、保証または保証保険にもとづき、住宅ローン保証会社や損害保険会社が借主に代わり銀行に全額負担しますが、借主としては、今度は立替払いした全額を保証会社に返済しなければなりません。
また、保証会社などが銀行に立替払いをしたとき、貸主が支払わなければ、抵当権にもとづき貸主の家や土地を競売にかけることになります。
|
|