・住宅ローン控除のしくみ
住宅ローン控除で軽減される所得税は、毎年12月末現在の住宅ローン残高に応じて計算されます。また、マイホームとその敷地の取得価額を超える借入金があったときには、マイホームと敷地の金額までが住宅ローン控除の対象になります。
・住宅ローン控除額の計算
住宅ローン控除額は居住開始年により計算方法が異なり、下記の算式で計算します。
一般住宅の場合
居住開始年 |
控除額(100円未満切捨て) |
平成21・22年 |
年末ローン残高(最高5000万円)x1,0% |
平成23年 |
年末ローン残高(最高4000万円)x1,0% |
平成24年 |
年末ローン残高(最高3000万円)x1,0% |
平成25年 |
年末ローン残高(最高2000万円)x1,0% |
認定長期優良住宅の場合
居住開始年 |
控除額(100円未満切捨て) |
平成21・22・23年 |
年末ローン残高(最高5000万円)x1,2% |
平成24年 |
年末ローン残高(最高4000万円)x1,0% |
平成25年 |
年末ローン残高(最高3000万円)x1,0% |
・控除対象となる借入金の最高額と控除額の合計の最高額
住宅ローン控除の対象になる借入金の年末残高の最高額は、居住を開始した年に応じ下記の表のようになります。
複数の金融機関で組んだ人はその合計額で判定します。
また、住宅ローン控除が受けられる10年間に満額の適用を受けた場合のトータルでの控除額は下記表の右欄になります
一般住宅の場合
居住開始年 |
対象となる借入金の年末残高の最高額 |
合計の最高控除額 |
平成21・22年 |
5000万円 |
500万円 |
平成23年 |
4000万円 |
400万円 |
平成24年 |
3000万円 |
300万円 |
平成25年 |
2000万円 |
200万円 |
認定長期優良住宅の場合
居住開始年 |
対象となる借入金の年末残高の最高額 |
合計の最高控除額 |
平成21・22・23年 |
5000万円 |
600万円 |
平成24年 |
4000万円 |
400万円 |
平成25年 |
3000万円 |
300万円 |
・確定申告など
住宅ローン控除の適用を始めて受けるときは、所得税の確定申告をしなければなりません。
2年目以降は年末調整で控除を受けることができます。
住宅ローン控除が、所得税から引ききれない場合は、その引ききれない金額は住民税から控除します。が、最高で97500円です。
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