・デメリット
競売物件が、市場価格より安いのはそれなりの理由があります。
言ってみれば、その理由が競売のデメリットでもあります。
@内部の下見ができない。
外形から判断するしかありません。
「現況調査報告書」に記載されている見取り図と、実物が若干異なることもあるようです。
A保証の提供の義務
入札時に最低売却価額の20%の保証を提供しなければならない。
買い受け人にならないときは、返還されるまでに、所定の手続きをしなければ時間がかかります。
そのため、その間はお金を寝かせておくことになります。
B買った物件に欠陥があっても自己責任で直すしかない。
競売では、いかに事前調査が重要かということです。
C購入後の明渡しなどが困難なときがある。
これは、事前に「物件明細書」で判断できますので、さけたほうが無難でしょう。
・メリット
@価格が安い
これは、競売のデメリットを考慮して価格が安くなっています。
そのため、このデメリットが解消できれば、メリットは大きいといえます。
A業者に払う手数料や報酬などがかからない。
通常、不動産屋を通じて購入するようなときは、仲介手数料や一定の手数料等の費用がかかります。
しかし、これらが一切かかりません。
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