・競売の特殊性
競売は誰でも参加できるのですが、競売価格が安いということは、それなりのデメリットも考えなければなりません。
それを知らなければ、結局は高い買い物についていまうことになってしまいます。
競売は通常の不動産の売買と違い、下記のような特殊性を有しています。
@すぐに住むことができない物件がある。
競売で買い受けたときは、裁判所に代金を支払えば名義は移りますが、場合によってはすぐに引越しできない物件があります。
A事前に調査が十分できない物件がある。
競売不動産(建物)は所有者に無断で、物件の中に入って見ることができません。
物件の調査は、競売物件ごとに作成される記録簿に綴られている、物件の内部写真や、間取りなどの図面により確認することと、外から見ての判断になります。
B保証金を用意する必要がある。
競売に参加するには、あらかじめ保証金を用意しなければなりません。
その物件を買い受けを希望する者は、物件ごとに決められている「買受申出保証金」というお金を納めなければなりません。
この価格は最低競売価格といって、裁判所がこれ以上の金額では売らないと定めた価格の2割とされています。
これを銀行に納めた上で競売に参加できます。
|
|