時代と離婚事情

時代とともに変化してきた離婚事情

離婚は一向に減少する兆しが見えません。
離婚が多いのは、「結婚後5年以内」と「結婚後20年以上」というデータがあります。

若い世代の離婚理由は、「若いうちならやり直しがきく」とか「現実が想像とちがった」あるいは「愛情がなくなったので一緒に暮らしたくない」などです。

熟年世代の離婚理由は、「自分のためにもう一度人生をやりなおしたい」と考える女性が増えたためだと言われます。
これは、家庭のために長年自分を抑えてきた女性が、子供の自立や旦那の定年をきっかけに、自分らしい生き方を求めて離婚を決意していくようです。

法律も変わってきました。

離婚に関連した法律も変わってきました。
従来は、離婚調停は家庭裁判所で行われ、離婚裁判は地方裁判所で行われていました。
現在では人事訴訟手続法が廃止され、人事訴訟法が制定された結果、離婚裁判も家庭裁判所が行うようになっています。

また、離婚裁判の途中で当事者が話し合いにより離婚できる、「和解離婚」の制度も設けられています。

養育費の問題についても、東京・大阪の裁判官が共同作成した養育費算定の「ガイドライン」が公表されています。

さらに、養育費を滞納した場合、給料を差し押さえる強制執行の手続きも、より確実に行えるようになっています。

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