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モラルハラスメント
セクハラやパワハラという言葉は今や一般的になりました。
しかし、「モラル・ハラスメント」とという言葉は、まだまだ認知度は低いのが現状です。
「ハラスメント」は嫌がらせ、と訳されます。
「モラル・ハラスメント」は言葉や態度による精神的嫌がらせ、ということで、一種の精神的虐待であるともいえると思います。
DV防止法では、精神的嫌がらせとなる「モラル・ハラスメント」の事例が数多く含まれています。
これは、身体的暴力といった証拠がないため、なかなか外からは理解しにくく、単なる亭主関白、あるいはカカア天下と見えることもあるのです。
これは結構大きな問題で、言葉や態度で日常繰り返される、非難や罵倒は被害者の心にダメージを与え自尊心を傷つけることになってしまいます。
その結果、加害者の言うなりになるという状況になり、うつ状態やPTSD(心的外傷後ストレス障害)を起こしかねません。
中には、被害者自信が精神的虐待を受けていると認識できなくなることもありますし、加害者も「相手のためにやっている」とか「こなったのは相手が悪い」などと思うようになることがあります。
このモラルハラスメントのやっかいなところは、線引きが難しいという点です。
はたして、相手が「口うるさい」のか「人格的に問題がある」のかわからないのです。
又、加害者本人も虐待しているという自覚がないですからカウンセリングでも状態が改善されることは難しいようです。
そのため、一方が心に深い傷を負って離婚を決意したときは、夫婦関係を修復させるのはかなり困難だとされます。
■参照
・モラルハラスメント・ Wikipedia
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