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夫婦で築いてきた財産を分けるのを「財産分与」といいます。
離婚を決断する時どのように分けるかを冷静に考えなければトラブルの原因にもなります。
夫婦の財産分与についての知識を整理して、あらためて離婚への決断を考えて見ましょう。 |
財産価値の評価と分配の仕方
預貯金や現金は分与割合が決まればそのまま分けることができますが、他のものは現金に換算して価値を評価しなければなりません。
■有価証券
株式や国債などの有価証券といった投資商品は、売却して分ける方法と、時価評価して現物を分ける方法の2つがあります。
このときの評価は、時価評価です。
■美術品・骨董品・コレクション・マニア品・等
鑑定してもらい、売却する方法と、品物をもらう側が評価額を現金分から差し引く方法があります。
■生命保険・個人年金
加入中であれば名義変更や解約で払戻金を分配するなどで処理できます。
■家具・家財道具
値が張らない家財道具は、話し合いで単純に分けるほうが良いでしょう。
高価な家具があるような場合は、現金分を減らすなどして対処すると良いと思います。
■不動産
売却してお金で分ける方法と、どちらかが住む場合は、譲渡手続きなどが必要になります。
財産価値の評価は、住宅ローンがなければ時価評価です。これは不動産鑑定士の鑑定などで評価します。
税金は、譲渡する側には「譲渡所得税」がかかります。
受け取る側は、所有権移転登記(名義変更)のときに、「登録免許税」がかかります。
また、財産分与として受け取った場合「不動産取得税」がかかります。
■ペット
評価方法は時価です。
対価を払ってどちらかが引き取るか、売却ということになります。
■自動車
評価は時価です。
どちらかが使用する場合は、名義変更により譲渡することになります。
■参照 ・裁判所 | 財産分与請求調停
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