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夫婦で築いてきた財産を分けるのを「財産分与」といいます。
離婚を決断する時どのように分けるかを冷静に考えなければトラブルの原因にもなります。
夫婦の財産分与についての知識を整理して、あらためて離婚への決断を考えて見ましょう。 |
 トラブルになりやすい財産分与の資産
財産分与の対象になる財産を判断する時、その判断をめぐりトラブルになるものもあります。
基本的には話し合いで解決するのですが、合意でいないようであれば裁判所の判断を求めることも可能です。
■退職金
結婚中に支給されていれば財産分与の対象になります。
若い時に離婚した場合では対象になりにくいのですが、熟年離婚の場合では、離婚時に退職したと仮定した退職金の予想額、あるいは、婚姻期間に相当する金額について対象になる可能性は高くなります。
■借金
住宅ローンや車のローンなどは分与の財産とみなされます。
しかし、夫婦のどちらかの個人的な借金は、連帯保証をしていない限り財産分与の対象になりません。
■別居中の財産
離婚前に別居していて、その期間にそれぞれが築いた財産は対象外です。
■その他
高収入が得られる特殊な資格は、分与の対象になることがあります。
たとえば医師免許などですが、これは資格取得のために配偶者が生活を支えていた場合、夫婦間の協力で現在の生活を得たと考えるからです。
ただし、金額にどう評価するかは難しいことなようです。
■参照
・裁判所 | 財産分与請求調停
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