●年金の種類による、取扱いの違い
公的年金の給付は、制度上非課税のものと雑所得とされるものがあります。
・雑所得・・・老齢基礎年金・老齢厚生年金など
・非課税・・・障害基礎年金・障害厚生年金・遺族基礎年金・寡婦年金・遺族厚生年金・など
●企業年金と個人年金の給付金は雑所得
・企業年金とは
企業が保険契約者となるものをいいます。
・個人年金とは
個人が積み立てて、運用益を元本とともに年金方式で受け取るもので、生命保険会社と郵便年金などがあります。
●生命保険料控除が受けられる個人年金商品
個人年金保険料の対象になるのは、下記の個人年金保険のうち金融庁の認可を受けたものです。
・終身保険
非保険者が生存している間、毎年支払うもので、保証期間があるものが多い。
・確定年金
一定の期間に限り静止に関係なく支払う年金。途中で死亡しても遺族に年金が支払われる。
・有期年金
一定期間年金が支払われるが、死亡したとき払い込み保険料から、すでに受け取った年金額を差し引いた残りが支払われる。
・夫婦年金
1つの保険で夫婦いずれかが生きている限り支払われるので、夫婦の年齢差に制限がある。
●確定給付企業年金と確定拠出年金
確定給付型とは、始めに年金給付額が決まっていて、運用実績に応じて掛金が増減する年金制度です。確定拠出型は、掛け金が決まっていて、その運用実績により受け取る年金額が増減するものです。
確定給付型年金制度は、確定給付企業年金と厚生年金基金の2つがあります。
中小企業に認められている中小企業退職共済と特定退職金共済は運用実績により給付額が変動し、数年おきに引き上げられています。
また、確定拠出年金は掛金を負担する者により企業型年金と個人型年金に分かれます。
企業型年金の場合は従業員が個人で拠出することはできません。
・確定拠出年金制度
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