●売り上げ原価の計算方法
売上原価とは、売上高に対する商品および製品などの仕入原価または製造原価のことです。
個人事業者にとっては、収入を得るために大事な必要経費です。
・売上原価の計算式
年初棚卸高+仕入高(製造原価)-年末棚卸高=売上原価
・年末棚卸高の計算式
年末棚卸数量x単価=年末棚卸高
●原価法の種類
価額評価の方法のうち原価法には、下記のような方法があります。
いずれかを選択する場合は、棚卸資産の評価方法の届出書を提出しなければなりません。
届出をしないときは、最終仕入原価法による評価とされています。
・個別法
売上に対する個々の取得価格で評価する方法。
・先入先出法
先に仕入れたものから売れていくと仮定した評価方法。
・総平均法
平均単価を期末在庫数量に乗じて評価する方法。
・移動平均法
仕入れのたび、残高と仕入金額を合計して平均単価を求め、期末在庫数量に乗じて評価する方法。
・最終仕入原価法
期末に最も近い時期に仕入れた単価に期末在庫数量を乗じて評価する方法。
・売価還元法
グループ別に期末売価在庫高を集計し、これに各グループの原価率を乗じて期末原価在庫高を算出する方法。
他の評価方法には低価法というものがあります。
これは、原価法により評価した価額と年末の時価と比べ、いずれか低いほうの価額で評価する方法で、青色申告者だけ選択できます。
・ 売上原価等・基本通達・法人税法
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